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シナリオの行方

 あの案件、被害を被ったクライアントの統合。 予定通り進んでる。 業界ナンバーワン作戦でしょ。 現場にいてフォーカスチャーティング。 オフィスでデスクワークだけじゃナンバーワンにはなれない。 私の良きに計らえとは、やる気のある小がたくさん集まればやる気の大となる。 やる気の人材と企業の統合で、理想とした事業が始まる。 やる気の人材を採用して事業計画してたんだ。 お父さんとお母さんが他界した。 予期せぬ死、望まない死。 祖父と父は、私の成績の事を気にしてくれて、焼酎を飲みながらいつも助言してくれた。 母は、芸は身を助けると細かく所作を教えてくれた。 そんな育ちだから、こんなライフビジョンなのかな? 人身売買って言われても仕方がない? 頭と身体を使ってのスキルだもの。 「あの子、勉強できない、成績悪い。」 「あの人、いくら教えても仕事、出来ない。」 なんて、自分はまるで有能であるかの様に威張っている人がいる。 最初は誰しもわからないしできない。 安心と安全が確保出来る良い環境で学んで、繰り返しトレーニングすればいつか必ずできる様になる。 勉強も仕事も。 私がよく思っている事で、 "自分の好きなことを仕事にできてすごくラッキーだと思っています。" を英語でスピーチして書いてと言われたら、、、 最初は上手くスピーチできないし書けないけど、何度も読んだり書いたりしてたら、、、 スピーチも筆記もすらすら出来る様になるんだよね。 "I feel really lucky to be able to do what I love for a living  " 執筆者:坂田琴絵

灯台の立つ岬で

 瀬戸内の海面は、太陽の光に照らされてキラキラと緩やかに波打っている。 ウミネコ達の大きな声量は、離れた展望台まで届いている。 ホバークラフトの滑走路に隣接している灯台が、秘密基地だった。 一号空港緑地から見渡せる景観が好きで、時間があれば立ち寄った。 この空港から旅立つ飛行機が、羽田や伊丹まであっと言う間に運んでくれる。 ANAやJALがメインだった時代から、格安航空機が導入され、成田や関空への乗入れも当たり前の時代となった。 最寄り駅に電車や新幹線はないけれど、時短で使えるホバークラフトや飛行機が近くにあった。 私は、そんな環境で育った。 京都へ進学してはじめて帰省した夏の暑い日。 空港はご近所の散歩コース感覚でいた私は、ミュールで帰省した。 母が、「あら、琴絵ちゃんスニーカーはないの?お母さんが買ってあげるから買い物に行こう。」とニューバランスのスニーカーを買ってくれた事を覚えている。 18歳まで育った環境の中で、空港は生活の一部でもあった。 格安航空機の利用で、"飛行機代って高い"という認識が変わり、安くて便利と変換された。 だからこそ、東京で仕事をしながらも、大分の実家で介護ができたのだろう。 相当な体力と気力も必要だったから、移動中の飛行機の中はいつも爆睡でしたけど。。。 介護の合間の息抜きのデートも、心浮かれるものとなりけり。 「パパ、成田に着いたよ。明日から教育旅行の引率なの。トウズでお買い物して帰るね。一緒にごはん食べよう。」 執筆者:坂田琴絵

心の治療

 リラクゼーションルームで過ごす時間は、身体を横たえることが目的である。 書棚に並んだ書物を読むわけでも、備え付けのTVを見るわけでもない。 持ち込みのデバイス関連の作業や閲覧も後回しとなる。 電子書籍のナレーターの声が、今の私にちょうどよい。 現実と過去と未来とが、行ったり来たりしながら頭の中を巡る。 私はいったい京都でひとり何をしているのだろう? 52歳という大人になった自分は、娘達の巣立ちの日を送り出し、最愛なる人と余暇を楽しむはずだった。 訳あって、東京で家族がバラバラになった。 訳あって、京都で生活することになった。 また、家族みんなで一緒に暮らせるマイホームがあればいいと購入した。 短い期間、家族4人が共に生活することができた。 マイナスとマイナスの磁石が反発して離れて行くかのごとく、家族はくっ付き合うことなく離れ離れになった。 ひとり空想の世界に浸る時間、余暇の時間は最愛なる人と趣味の映画を見たり、旅行に行ったりしている。 私が気ままに作る料理を、文句ひとつ言わずになんでも「美味しい美味しい」って、喜んで食べてくれる様子が回想される。 毎日毎日、こんなはずじゃなかったって悔しく思う。 田舎から京都へ進学して、東京で周りの求める学歴がなくて、周りの人達にバカにされる事も沢山あった。 バカにされない様に努力して努力して、何でもやりますと頑張った結果が、今の自分なのだ。 罵詈雑言が繰り返された日々を思えば、今は平穏なのかも知れない。 家族一緒に団欒ができたらいいなと用意したマイホームは、フラッシュバックの館に化した。 繰り返される家荒らしに苦悩する日々、、、ゴーストの世界ならいいのに、、、。 マイホームはリラクゼーションルームだと語ったのは理想なんだ。 悲しい性、"傷んだ心は湯治場で治療せよ"は、故郷の別府で教わった技なのだろう。 執筆者:坂田琴絵

集団認知行動療法

ノンバーバルなサイコセラピーを取り入れたリフレーミングの実践は、投薬中のクライアントにおいて、変容しようとする活動及び行動の症状が、薬によって隠されてしまう。 投薬そのものが変容の妨げとなり得る。 クライアントの現実世界を受け止め、コミュニケーターのフレキシブルなスキルを構築する。 集団生活中の宿泊施設で学生が「先生、眠れないから睡眠薬ありませんか?」と言った。 慣れない環境でグループの輪に入れずにいる。 眠れないには必ず理由がある。 その理由を知り改善すればいい。 小児科の診察室で、「この子が気持ち悪いと吐くんです。学校にも行けなくて、もうどうしたらいいかわからなくて。」と話される。 診察室でえずいた男児に飴を舐めさせ、飴を食べさせると吐き気が治まるのだと説明する。 頭やお腹が痛くなったり、気持ち悪くなったりする子供達の大半は、心因性のことが多い。 小児科を受診したお母さんが取った手当ては、間違えてはいない。 では何故その母親は、小児科の医師に相談へ受診したのだろう。 お父さんが自宅を不在にしていて、毎日忙しくしているお母さんとゆっくり過ごすことができない。 学校であったことを話したり、一緒に遊びに行ったりしたい。 お母さんが忙しそうにしているから、言いたいことも言えない。 だんだん不安なことが増えて、気分が悪くなったり、頭が痛くなったりした。 「ぼくのおとうさん、けいむしょにいてね、おてがみがとどいたんだ。」 「一緒にお返事書こうか。」 「俺、嫁さんに手をあげて怪我させて、拘置所にいたんです。今、仮出所中なんです。」 「出勤途中に、警察官に呼び止められて職務質問されて遅くなりました。」 銃刀法違反に該当する行為は、してはならないでしょ。 何故、刃渡り10cmを超える刃物を所持しなければならなかったの? 理由があるよね・・・。 この事は伏せておくから、現場に入って。 できない所はフォローするから呼んで。 クライアントの過去に何があったかは、この瞬間の活動には不要な条件である。 セラピストがそこに囚われてしまえば、思考が表現となり、活動に支障が出てしまう。 どうせできないだろうと見ているよりも、できるんだからやればいいと見ている方が、事態は改善する。 何もない環境に、一輪の花を飾ることができた。 花壇の花に水をやることができた。 落ちているゴミを捨てることができた。...

先生達の教え

最近、仕事以外は大抵1人で行動する事が多い。 昨日夜勤明けで、寝ずに働いた身体を労わるに湯治場に行き、深夜に寒い部屋に帰宅した。 朝だとか昼だとか夜だとか、そんな決まりごとはなく、ただ自分の身の置き所が安楽ならそれでいいとタイムスケジュールを組んで過ごしている。 今日は公休日で、ただ崩壊した自宅に居たくないという理由だけで外出した。 好きな乗り物はバイクなんだけど、氷点下になるこのエリアで、わざわざバイクに乗ってアクティビティを堪能だなんて今の私にはあり得ない。 バイク乗りのライダーが、「寒い日も暑い日もバイクに乗ってこそライダーや。」と言った事があった。 私はそうは思わない。 バイクに乗るという好きな時間を、夏の炎天下の中や、路面が凍結しそうな寒空の中に望んで走行する必要はない。 そんなライダーの所有するバイクは、寒くてバッテリーが動かなくなりやすい。 乗らなくても"バイクが大好き"って、メンテナンスをしてたら、次に会った時、私を悲しませる事なく喜ばせてくれる。 そんな事を考えながら、寒空を糧に出掛けた。 自身の健康管理は赤十字にあると思っている。 定期的な献血で、多くの命が助けられる。 誰かの為にお役に立てるのなら、生きている甲斐がある。 開頭も開胸も開腹のオペも繊細な血管を触る。 骨折して、外傷性ショック死をする患者さんも多くいる。 必要な血液が体からなくなった人は死んでしまう。 そんな現場で働いて来た、  薬は作れるけど血液は作れない。 オペ室だ学んだ命の尊さを、これから先も大切に歩いて行きたい。 執筆者:坂田琴絵

結婚詐欺

 施設で育って、少年院から出て来た。 依頼者からの仕事が、傷害致死罪だった。 依頼者が的にした人材を潰すまでは、やり続けろと犯罪を繰り返した。 選ばれた人材… 道玄坂にある小さな人材会社、家政婦紹介が専門だ。 「パパ、介護の仕事、残業多いしオンコールもあって、家事ひとりじゃ大変。お手伝いさんにお願いできないかな。」 お手伝いさんの家事代行とベビーシッターとの併用で、家族が不自由なく生活できていた。 あの家政婦さんが始まりなんだよな。 六本木のネオン街で、社長と過ごす時間は秘話なの・・・。 ネットワークが飛び火して、家政婦紹介会社が医療従事者の人材派遣会社に変わった。 相乗効果から事業拡大は、援助交際を生んだ。 ヤクザも仲間入り。 社長の悪戯は、人の心を殺してしまった。 互いに認め合って生活を始め、子供に恵まれて養育をする。 子育てってかなりのストレスで、家族が協力し合えなければ養育者は孤立してしまう。 孤立すればネガティブな感情が優先するから、我が子と言えども優しく接することができなくなる。 子育てのストレスから、養育者は家庭の外へ現実逃避することになる。 残された家族は、ひとりで子育てを強いられる。 強い不安で仲間のヤクザから、ドラックを手に入れました。 辞めることの出来ないドラックを買うお金が必要になる。 真っ当に働いているだけでは、子育てしながら自由に遊ぶこともできない。 仲間のヤクザと良い方法を思いついた。 私学に通う学生との援助交際を計画した。 ターゲットになったのは、養護施設で育った子供達。 施設に来た子供達は、養育者が犯罪を犯して養育することが出来ない、虐待やネグレクトなどの育児放棄にあっている、両親が病気や障害を抱えていると、複雑な家庭環境があります。 施設で育った子供達は、そんな背景があって入所して来ますが、入所してからは母親代わりの保育士や心理士等の専門スタッフが、親身になって養育してくれます。 恋愛のできる時期になれば異性に興味を持ち、早々に結婚をする事例も少なくありません。 純粋な若人の気持ちを弄んで、麻薬密売組織の資金作りに、児童養護施設の子供達が利用されてしまうという悲しい実態があります。 営利目的で周りの圧力により望まない結婚をすれば、円満な家庭生活にはならないのです。 自分の感情のみを優先させてしまい、家族に辛く当たってしまい...

愛で救う死の恐怖

 和顔 愛語(優しく語りかける) 体を摩る(手当て) 手を繋ぐ(安心) 愛する人、安心できる人が側にいたら、自然と心が和むのです。 死を目前にしていても、欲望を持ち生活していれば、死の恐怖から快楽へと導かれるのです。 欲望が、開放された活動であったり、食欲であったり、性欲であっても良いと考えています。 日本人の大半は、いい年してとか、年甲斐もないとか、生きる活力を減退させる発言をしてしまいがちです。 過渡期の青少年が不良の道を選んで活動していれば、人を傷つけたり、事故や事件を起こさなければ、そんな活動も活発で良いと考えています。 置かれた環境で、自分に自信を無くし、引きこもりとなる青少年が増えています。 引きこもりになるのなら不良でも良いのかと、両者の育成が、励みになっています。 歳を重ねて不良になれば、世間からあれやこれやと噂されるのでしょうが、マンネリ化した生活より、経済効果が得られていると考えています。 人が道に迷う時、「あぁどうしよう、やった方がいいのか、やれば失敗するんじゃないか。」なんて、悩んで労力と時間だけを費やしてしまいます。 そんな事態に遭遇したら、「悩んでるなら実行してみたら。ダメならまた違う方法を考えればいい。」と口癖のようにつぶやいてしまいます。 悩んで何もしなければ何も始まらないし、解決もできないのです。 学生の頃にこっそり読んだ書籍の中に、パスカルの思想があり、その教えが自然と染み付いています。 執筆者:坂田琴絵