勘違いの愛情
誰も待ってはいなかったのです。 水槽の魚を眺めながら、ブランデーの入ったグラスを口に運んだ。 華ちゃんはもうとっくに寝てしまい、側でじょじょが眠そうな顔して私の顔を見ている。 明日も仕事、慣れた症例のオペだから、予習はサボってもいいかな、、、なんて夜更かし。 ごめんなさい、ラパアッペのクライアントさん。 ミッキーマウスプラティが、ネオンテトラを追いかけていじめてるの。 ねぇ、辞めてよ、ケンカしないで。 大阪の健康管理センターの仕事仲間から、譲り受けたゴールデンハムスターの"あっちちゃん"と"こっちちゃん"は、猫の"じょじょ"と仲良し。 じょじょに突進したり、登ったり降りたり、潜ったりして、じょじょったら知らん顔しながら、かまってるところが何とも可愛いらしい。 あっと言う間に2時間が過ぎて、あらっ、もうこんな時間。 あっちちゃんとこっちちゃんは、お家に帰りましょ。 じょーくんは、ママと一緒に寝よう。 今夜、サングリアの入ったワイングラスを片手に、昔を懐かしく思い出し、同じ釜の飯を食う仲間や、恩師となった先生方とのエピソードを楽しんでいました。 執筆者:坂田琴絵