死の欲求
戦争で人が人を殺し合う時代があった。 敵国の兵士を殺すなら、自害を選んだ。 帰路の白夜で回想される、戦争での敵国の兵士は、バーチャルな世界の話しに過ぎない。 荒々しいドライバーの風貌と、街路樹の夜景とが交差しながら現実を物語る。 人は本来、平穏な世界を生活を望むものです。 洗脳された兵士が、お国の為にと、敵国の兵士を殺した。 私は、人の命を助ける道を選んだ。 今、日本は他国との戦争はありませんが、戦争を思わせる犯罪は終わらない。 平気で、他者を傷つけたり殺したりする。 死の欲求で、死にたい、殺したい、殺されたいは、どれも平穏な精神とは言えません。 戦争、戦い、争い、喧嘩、いじめ、嫌がらせ、派閥、どれも今もなお終わらない社会問題です。 人が穏やかに生活出来たら、携わる人が幸せでいてくれたら嬉しいと思うのです。 平穏な生活を奪ったのは誰? 殺害しようと用意したサバイバルナイフを持ち歩いき、辛くて自害する事になったクライアント。 誰も知らんぷりだったんだよね。 執筆者:坂田琴絵