落胆
クライアントとの会話の中で。 家族のことを思って頑張ってきた。 会社を大きくすることに頑張ってきた。 大切な人を見送って、ひとりになっても頑張ってきた。 理想通りには行かなくて、予期せぬ不運で苦しい思いをしてきた。 そんな思いは辛くて苦しくて、心の中に閉じ込めたら、悲しみが爆発して体調不良を引き起こした。 クライアントは、体調不良の原因が心の中にあることに気付いていない。 辛い記憶を辿るのは、辛い時間と向き合うことになる。 自分の感情に向き合い、その思いを受け止めることが出来れば、案外、体調不良を起こすことなく過ごせるのかもしれない。 ひとりでは難しい業も、話しやすい環境に導き、ひとりで抱えた辛い感情を誰かと共感できたら、心が楽になるものです。 執筆者:坂田琴絵