マッチングミス
フリーランスのナースになってから、１０年が過ぎました。 フリーランスを始めた頃は、子供の行事を第一優先にしたい（定職だと毎月希望休暇をお願いしなければならない）家族との時間を優先したい、自分磨きの時間を優先したいと言う理由でした。 そんな予定を入れた後に、スケジュール帳の空欄に入るのが、派遣のお仕事でした。 空いている日に何でも致しますとご依頼を頂いていました。本当にありがたいです。こちらの都合に合わせていつでも仕事が出来るって。単発で行く仕事は、どこも人材不足でギクシャクしている職場が大半でした。こんな職場もう嫌！２度と来たくない！なんて思うこともありましたが、業務が終了する時間には、「今日はありがとうございました。またお願いします。看護師さんが居てくれたら安心です。」なんて言われたら、とてもやる気になったものです。 この１０年の間に、人材派遣会社が急成長しています。そんな会社が沢山増えなければ、離職者も増えないんだろうなと思います。不機嫌な職場はさっさと辞めて、次にマッチングした職場があると期待してしまうのも当然だと思います。 企業戦士達は、人材派遣で利益を得るわけですから、あの手この手で依頼してきます。 人材派遣会社の関係者の方々にもお伝えしたい事があります。人材の確保の為にとりあえず、誰でもいいからと紹介すると、不利益を被ります。私の経験からですが、本人のスキルに合わない望まない業務程、業務が円滑に行かないのです。仕事を依頼された本人もストレスですし、せっかく採用出来たと安堵していた顧客も、雇った人材が直ぐに離職してしまうと、時間と労力と経費を費やしてしまうのですから。 患者様やお客様の為に、不機嫌な職場にならない環境作りのお手伝いが、出来たら嬉しいなと常々願う日々でございます。