足跡
過去の足跡に渓谷がある。 天王亀岡線から園部能勢線をSUPERFOURで走る。 ここは、標高500メートルの高原に緑と渓谷が織りなす自然美で、国の名勝地に指定されている自然公園。 通天湖から園部川の渓流歩道を歩いていると、大きな岩や滝の落ちる様子、岩の上を流れる清流が何とも美しい。 水中に泳いでいる生き物達を見つけるのは面白い。 滝のしぶきが涼やかで初夏を忘れしまう。 落葉樹は青々と生い茂り、木陰での執筆は私の日常となっている。 滝の音と小鳥たちの語らいに聴き入り、マイボトルのレモンティーを飲みながら、父や母のことを思い出す。 父が他界してから早くも1年になる。 長い人生の中で、親孝行がどれだけ出来たんだろう… 父や母が、笑ってくれた時が一番嬉しかった。 私が子育てしながら好きな仕事をし、余暇を堪能出来るのも大切に育ててくれた両親がいたからなんだよ。 ありがとうお父さん、お母さん。 るり渓鳴瀑(めいばく)は、鳴(めい)は音を出すことで、瀑(ばく)は滝と言う意味。 滝の裏がうつろになって音を出すことから命名されだそうです。