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介護日誌②

 2014年1月10日 晴れのち曇ちらほら雪 今日は、のんちゃんの小学校のあいさつ運動の日。とてもじゃないけど、昭島市まで帰れないからお休みの連絡をした。子供の学校行事に出れないと憂うつになる。 夫が、身の回りの生活用品を宅急便で送ってくれた。ありがとう。 父は元気よく、リハビリに行くと出掛けて行った。その間に家事をこなす。 息切れしながら帰宅した父の両手には、ディスカウントスーパーの商品が入った袋が重そう。 「D&Dが半額しちょったんじゃ。お母さんコーヒーが好きじゃろ。買おうと思うたけど、人がよぉけで行きこなさんかったんじゃ。」レシートをお母さんに渡す様にと預かった。一生懸命に頑張っている父の様子を見ていると、感動と嬉しさで私もついつい頑張っていた。 「お父さんお昼ごはんは、チャーハンでいい?」冷蔵庫にあった、はんぺんとピーマン、しそでチャーハンを作り、父と一緒に昼食を摂った その後、病院で待つ母の元へ行き報告をした。 母に父の様子を話すと嬉しそうに、そして大笑いしていた。そんな母の笑顔を見る為に父と母の架け橋をしていたのだ。 「ことえちゃん、今日は車椅子に乗る練習をしてね、リハビリの先生はね…」 「お母さん、寝たきりになってる暇ないね。」 洗濯物を片手に実家に戻った私は、お夕飯の支度をした。父と姉と3人ですき焼きを囲み、父はとても穏やかな表情で時を過ごした。 その夜は疲れ果てて、入浴もせずに就寝とした。 介護日誌の最後には、良かった!花まるです。と書かれている。