華やかな香り 華やかな音 華やかな絵
真っ白な半紙やキャンパスノートに、間違った文字や絵が描かれてしまった。 何度も何度も消しゴムで消せたらいいのにと思った。 上から丁寧に丁寧に、文字や絵を重ねた。 どんなに文字や絵を重ねても、間違いは一生消えないモノとなった。 その間違いから綺麗な花を咲かせよう。 華やかな香りがする花を咲かせ、その花々が穏やかな風に吹かれ、華やかな音が流れる。 華やかな香りと華やかな音が、その間違った大地から希望の花を開花させた。 そして華やかな絵となり、多くの方々に幸福をもたらす時となるのだろう。