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先生達の教え

最近、仕事以外は大抵1人で行動する事が多い。 昨日夜勤明けで、寝ずに働いた身体を労わるに湯治場に行き、深夜に寒い部屋に帰宅した。 朝だとか昼だとか夜だとか、そんな決まりごとはなく、ただ自分の身の置き所が安楽ならそれでいいとタイムスケジュールを組んで過ごしている。 今日は公休日で、ただ崩壊した自宅に居たくないという理由だけで外出した。 好きな乗り物はバイクなんだけど、氷点下になるこのエリアで、わざわざバイクに乗ってアクティビティを堪能だなんて今の私にはあり得ない。 バイク乗りのライダーが、「寒い日も暑い日もバイクに乗ってこそライダーや。」と言った事があった。 私はそうは思わない。 バイクに乗るという好きな時間を、夏の炎天下の中や、路面が凍結しそうな寒空の中に望んで走行する必要はない。 そんなライダーの所有するバイクは、寒くてバッテリーが動かなくなりやすい。 乗らなくても"バイクが大好き"って、メンテナンスをしてたら、次に会った時、私を悲しませる事なく喜ばせてくれる。 そんな事を考えながら、寒空を糧に出掛けた。 自身の健康管理は赤十字にあると思っている。 定期的な献血で、多くの命が助けられる。 誰かの為にお役に立てるのなら、生きている甲斐がある。 開頭も開胸も開腹のオペも繊細な血管を触る。 骨折して、外傷性ショック死をする患者さんも多くいる。 必要な血液が体からなくなった人は死んでしまう。 そんな現場で働いて来た、  薬は作れるけど血液は作れない。 オペ室だ学んだ命の尊さを、これから先も大切に歩いて行きたい。 執筆者:坂田琴絵