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花びら舞う季節へ

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 立春が過ぎ、だんだんと寒さが和らいできました。冬の間、小さな蕾だった花が開きはじめています。  そして桃の節句の時期、毎年この季節がやってくると嬉しくなります。 もともと3月3日は、縁起が悪い節目の日として中国から伝わりました。そこで縁起がいい、邪気払いの効果があると信じられてきた花木が、桃の節句に使われてきたそうです。 私が子供の頃は、床の間にお雛様が飾ってありました。庭には濃い桃色の桃の花が咲き誇っていました。菜の花は一面に咲いていて、桜の木にはさくらんぼが実りました。 娘が生まれた時に、母が娘に雛飾りを贈ってくれました。毎年とても楽しみに飾っていました。一緒に桃の花や菜の花そして桜の花を飾って、部屋が一気に賑わっていました。 両親の介護をしている間に、大事なお雛様は去ってしまいましたが、このイベントは今でも大切にしています。 今年は、紙で作られたお雛様と部屋に飾った啓翁桜が、マイホームでのリラクゼーションへと導いてくれています。 連日、仕事や家事で趣味の散策やトレッキングに行けないけど、マイホームで四季を感じて喜んでいます。 娘がテスト勉強で机に向かっている時、そっと一輪置いて少し目を休める様にと語り掛けています。 小学1年生の娘が、学校の帰り道に野花を摘んで帰り「ママ、おみやげ」と渡してくれた日を思い出します。 桃の節句の教えは、現代人を元気にしてくれていた習わしだったんですね。