短歌も楽し言葉遊び
「浜辺行く 弾む心は 美山過ぎ 邪念忘れ 情緒あり」 日本の原風景が残るかやぶきの里。 浜辺から見える大海原。 そんな風景が見たくてバイクを走らせた。 老ノ坂トンネルを過ぎると、クラッチを握る手が忙しくなる。 河川敷は、ついつい水鳥に見惚れてしまう。 真っ白なサギを見つけたら、ためらわずバイクを止めひと休み。 飛び立ち空を優雅に舞うサギの姿は、日常の邪念をすっかり忘れさせてくれる。 かやぶきの屋根から、この地域の人達の暮らしや人情が伝わってくる。 山間部を走る道は、風の音と葉や木の香りを感じながら、身体いっぱいにマイナスイオンを吸収している。 坂本高浜線は、遊園地のアトラクションの様である。 海が見えた、いつも嬉しくなる。 青戸の大橋を渡り、浜辺を目指す。 立ち寄った真珠湾で、写真日記を残した。 人気のない浜辺で散策。 カモメの鳴き声や、フナムシがまっくろくろすけの様にザザーと逃げる様子は、情緒深い。 不思議と良い事も悪い事も常々回想される。 こんなシチュエーションは、子供の頃に多く体験した事である。 私はという人格が出来上がったのは生育歴からで、その生い立ちからかけ離れて生きるとは、かなりのストレスが生じると考えさせられる。 子供の頃、楽しかった思い出を再現し、子供の頃に抱いた夢に向かい歩き進んだ、今日の良き日でした。 ありがとう、お父さん、お母さん。