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10月 20, 2024の投稿を表示しています

遠回り

 開業をすれば経営者となる。 組織作りの雇主となるからには、プロでも素人でも、障害を抱えた人でも、雇用した人材を守らなければならない。 共に働く人材は、一律で各々の良さを引き出し伸ばし、目標が達成出来ればいいと思っている。 セラピスト達の連携で、就労支援施設でビジネスコーチングのトレーニングをした。 仲間が故郷のマスコットキャラクターさ吉くんの作品を作ってくれた。 自分のお店が持ちたいと思ったのは、高校生の時。 地元でとれた海の幸、山の幸、大地の幸をシェアしながら、美味しく感謝していただく。 身近な大人達が教えてくれた。 国東のアルバイト先の店主が教えてくれた料理やおもてなしで、お客さんがこんなに喜んでくれるんだと嬉しく思った。 頑張って食材の下ごしらえをした。 頑張ってお座敷の片付けをし洗い物をした。 手や指がひび割れて血が馴染んで、痛くて鉛筆が持てないくらいな時期もあった。 会席料理や懐石料理の盛り付けが出来たら嬉しかった。 作る事が楽しくて、誰かに食べてもらえて喜んでもらえたら嬉しくて。 茶事の懐石もそんな楽しみひとつ。 小料理屋琴絵を作るって家族に言って、その夢に向かって、職業訓練の道を選んだ。 調布のレストランで、国東とは違う回転の早い接客を学んだ。 故郷の料亭やホテルで本膳を学び、いつか、故郷で、関東や関西のお客様を招いておもてなしが出来たらいいなって考えていると、両親の介護にも張り合いが出た。 今、荒れた生活空間で、私はいったい何に向き合っているのだろう… 執筆者:坂田琴絵

軽んじている人

 あなたの話しは聞いていない。 あなたのことが気にいらない。 頭の悪い人。 みんなに嫌われている。 仲間外れにすればいい。 身近にいる人がこんな声掛けをしていたら… そんな声掛けに共感する事ができないのです。 だから仲間外れに合うのでしょうか? 仲間外れにあって辛い思いをするから、引きこもりになるのでしょうか? ひとりぼっちになったから孤独死するのでしょうか? ・・・・・・・・・・・・・・。 助けたいと思いました。 側にいたら笑顔でいてくれたのです。 とっても嬉しかったのです。 人は必ず死にます。 人は死ぬ前に多くのモノをなくします。 人は死ぬ前に恐怖に苛まれます。 そんな時の気持ちの表現方法は、人それぞれです。 第三者にその感情をぶつけます。 ぶつけられなくて殻に閉じこもる事もあります。 薬で感情を殺さないで下さい。 感情って素敵な作品になるんですよ。 残された時間を安楽に穏やかに過ごせたら、、、 ただそう思って、向き合って寄り添っているだけなのです。 選んだ道が死に向き合う事でした。 「うちはな、何でもひとりでやって来たんや、あんたも頑張らなあかんえ。」 そう教えてくださった人生の先輩がいました。 今は亡き年長者様に感謝でございます。 ご冥福をお祈りします。 執筆者:坂田琴絵