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古き良き時代

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今ある現状に立腹され、全てを受け入れらなれい。表情は険しく、日常生活に支障を来たす。 緊張の糸が切れ、穏やかに時が流れることを願う。 「少し側に居させて下さい。」 手の温もりが、冷たくなった心に届きますように… 人は生きている限り、幾つになってもどんな病気になっても、感情やプライドがついて回ると信じている。 少しでもお父さんとお母さんが笑顔になってくれたら嬉しかった。 昔懐かしの故郷の話しを聞かせてくれた年長者様。 「私、父も母も亡くなって居ないんです。機織りの話し、母から良く聞いていました。芸妓との繋がりなんです。」 固く閉ざされた目はパァーッと開き、ご活躍であった良き時代の頃を振り返りながら、笑顔を下さいました。 本当にいつも年長者様に感謝でございます。

お盆の時期に

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 防波堤灯台に向かう足取りは軽い。 磯の香り、波がテトラポットを打つ音。 地面に着く足から遠ざかるフナムシ達。 はしゃぐ子供の声。 リードの先は海の中。 お父さんが息子に釣りを指導している。 「ねぇパパ、リード上げなくてもいい?」 「何やってんだよ、こっちだよ。」 ちょっと厳しいパパかも… このシチュエーションは心地よい。 この子と同じ年のころ、私もこうやって時間を過ごした。 ヒューーーン。 重りが勢いよく風を切って遠くまで飛んで行く。 長く伸びた釣り糸の先に何が掛かるんだろう。 「何が釣れるんですか?」 「キスやタイです。タイは子供ばかりなので返してます。」 厳しそうなお父さんは、お子さんにキャッチ・アンド・リリースも教えていたんだ。 「素敵なパパに連れて来てもらってよかったね。」 浜辺でビーチボートに相乗りをし、キャッキャッ言いながら楽しんでいる子供達の様子を見て、子育てするならこんな環境がいいなって、何のためらいもなく考えていた。 ひぐらしとアブラゼミの鳴き声が、何だか故郷を思い出させる。 岩井での遠泳救護の仕事を終え、母の延命を祈りながら御利益があります様にと、鋸山へ足を運んだ日もこんな気持ちだったのかな。 思い出せば今でも、涙が頬を濡らします。 この時期、遠くから手を合わせています。 お父さん、お母さんと極楽浄土で仲良くしてるかしら?

外出できる喜び

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 2019年4月10日 精神科病棟生活23日目。 家族同伴で許された外出。 長女と近くのショッピングモールへ出掛けた。 鏡を見る度に、化粧っ気のない顔と荒れたヘアスタイルで気が滅入っていた。 美容室へ行き、ヘアカットとカラーをし、プチプラのコスメを購入した。 娘のお勧めランチへ行くが、これまでのように楽しくない。会話も弾まず、娘との距離を感じた。 だけど、事実は知っていて欲しい。 「お母さん、本当は統合失調症じゃないの。お父さんとね、・・・・・・。しばらく帰らないけどのんちゃんのことお願いね。」 食べたいわけでもないのに、DONQのパンを買って病院へ戻った。 4月24日 精神科病棟生活37日目。 医療保護入院から任意入院へと移行し、付き添いがなくても1人で外出の許可が出た。 但し、院内とその敷地内及び隣接した公園までの条件付で。 凄く嬉しかった。何か欲しいわけでもないのに売店に行ってみたり、院内の図書室に通ったりした。 公園では、春の野花が沢山咲いていて、外出するたびにお花摘みをして押し花にした。 5月1日 精神科病棟生活44日目。 「琴絵さん、今日から院外の外出許可をします。」担当医はそれだけを言ってその場から立ち去った。 突然過ぎて、聞き間違えじゃないかと何度も何度も担当看護師に確認した。 私は引きこもりが苦手な性分で、散策やトレッキングを兼ねて出掛けた。 5月11日 精神科病棟生活54日目。 電車会社主催のハイキングがあり、隣接した公園出発で、日野誕生院→一言寺観音→醍醐寺→長尾天満宮→醍醐天皇陵→隨心院→大善寺→MOMOテラス→帰院のコース約13キロのハイキングを堪能した。 その翌日、義母が急死し、予期せぬ外出となる。

あなたは看護師失格よ

17年前 、渡辺淳一さん執筆のエ・アロールのシナリオを思い描き、老人ホームで健康管理の勤務を始めました。 周辺には、神代植物公園や井の頭公園・三鷹の森があり、年長者様の外出アクティビティでは、四季折々の植物や美術鑑賞を楽しんだりしていました。 そんな自由な時間を過ごしている年長者様は闊達で、日頃の身体の不調からくるネガティブな感情は、お忘れの様でした。 シナリオにある恋愛ドラマを目の当たりにする事はなく、お一人おひとりがご自身のペースで日常を過ごされていました。 現場での業務は、度重なる壁に悪戦苦闘し、寄り添うどころか跳ね除けられる日々でした。 思い通りに行かぬジレンマと向き合う年長者様達は、矛先を言いやすい職員に向けていたのです。 当時、ナースとしてのキャリアは10年程で、老年看護の経験も浅く、多くの経験を重ねた人生の先輩に対しての関わりも未熟な若輩者の私が、苦戦して当然だったと思います。 関わりを受け入れて頂けなかったり、立ち振る舞いにお叱りや助言を頂いたりしながらの日々でした。 師範学校の先生をされていた年長者様から、私の存在を受け入れて頂けて、心の内(身体の不調)をお話しして下さった時は、やり甲斐を感じました。 ある日、お預かりしているお薬のことで、ご立腹された年長者様から罵詈雑言が飛んできました。 担当医が処方している薬を飲まないと拒否し、かなり気分が高揚してしまったのです。 私に薬を預けたから調子が悪くなった、信用できないと「あなたは看護師失格よ!」と罵られました。 老年看護は奥が深くわからないことを学び、出来ないことを出来るように努力しました。 保育園に通う娘の養育と家事との両立の中で、疲れた心体から涙が溢れてきました。 そんな時、現場の仲間がいつも助けてくれました。 だから、年長者様に寄り添うことを続けられたのです。 亡き年長者様が教えてくださった全ての事柄が、私の財産であります。

ランチはどこへ

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 「明日、終業式だったら早く終わるでしょ。ママお休みだからランチ行かない。何処がいい?」 「〇〇カフェの海老カツ〜が食べたい。サイズが大きいから1人じゃ多いし・・・。」 ホームページを見ると 「確かに大きいね。こんなにメニューあるんだ。美味しそうね。シェア出来るお友達と行った方が楽しいよ。」 晴天の夏空。早朝からミンミンゼミが元気よく鳴いている。 真っ青な空にわた雲がふわふわと浮かんだ景色に京都の送り火の山々の緑が映える。 今日は自家用車のスカイラインの点検日。 車の免許を取得して、初めて乗った車はビガーだったが、あまり好きに慣れなくてシーマに乗り換えた。 そんな時に当時の上司(婦長さん)がスカイラインを快適に乗りこなしている日常を楽しげに話してくれて、私もいつかスカイラインに乗りたいと思っていた。 バイクとは違う楽しさや利便性がある。 私の生活に無くてはならないモノだから、こまめなメンテナンスはいつもプロにお任せしている。 そんなメンテナンス中に、いつものデート相手(ほぼ娘です)とベーカリーのプロのランチをいただきました。 🥐ベーカリーレストランサンマルクさんです。

介護日誌⑦

 2014年1月15日水曜日 晴れのち曇り 少し遅めに起床したら、父が朝食の用意でお味噌汁を作ろうとしていた。 その場は父に任せて、洗濯やお風呂掃除を始めるが、何だか気分が重い。 母が入院している市民病院へ行くと、シーネ固定は外れ抜糸が終わっていた。 週に一度しか来れない整形外科の担当医に会って、お礼のご挨拶と経過を聞きたかったが、既にタイトなオペに入っていて会えず。。。仕事帰りの姉に託した。 父と2人の夕飯は共同クッキングで、父がコウイカ煮と鯵のお刺身を作ってくれた。私は、玄米を炊いてサラダを作った。 飛行機が離陸や着陸する音が聞こえなくなった頃、昭島市にいる家族にLINE電話をした。 2014年1月17日金曜日 晴れPM2.5 覚醒悪くかなり眠い。気合い!気合い!起きる! 父の好きなじゃがいものお味噌汁を作った。 朝食を済ませた父は、外出する事なくこたつでうたた寝をしている。 ここ数日、慣れない家事を積極的に手伝い少々疲労で苛立つ事もあった。 その間に、母から教わった着付け用の着物や子供達への贈り物を荷造りする。ご当地の食品は子供達にとって食べ慣れた味である。 昨日は、のんちゃん学力調査があったはずだけど、どうだったのかな…。 ヤマトの集配は顔馴染みで「帰っちょんのかえ〜・・・・・・じゃあ、お願いします。」 休息日の父のお使いでお薬手帳を預かり、母の居る病院へ行った。 シーネが外れ抜糸も終わり、入浴してすっきりした様子の母だった。 回診時、ソケイ部のリンパ腫を診てもらい、採血とCT検査を終えた。 外へお散歩へ行きたいと言う母に「お母さん師長さんが、治療に専念する為に無理しないでくださいって言ってたよ。」と伝え、売店でアイスクリームを買って、談話室でたわいもない会話で時を過ごした。 母から介護保険証を預かり地域相談室へ行き、認定調査についての書類を受け取り帰宅した。 父に母の介護認定について話すと、なかなか聞き入れて貰えず、口論となってしまった。 「もう東京に帰ってもいいの!」 父がイライラしている様子が耐えられない。あ〜もう嫌だ(涙) 2014年1月18日土曜日 PM2.5 今朝、父の調子は良くて安心。 デイサービス化したリハビリ通院は、父の元気のバロメーターである。 「お父さん、帰りにお母さんにお茶と梅干しを持って行って。」とお使いを頼んだ。 帰宅した...

おさんぽ

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ママとおばあちゃんとくつやさんにいって てんいんさんが あしのサイズをはかってくれたよ      ぼくのファーストシューズ     ひとりであるけるようになったよ ママがぼくのことをみててくれるからあんしん ママおさんぽってたのしいね