ファーストエイド


 名門校の教員が怖い顔をして「君はそこで待っていなさい。」と言いました。

湿原ハイキングへの参加が出来なかったのは、説明のつかない理由でしょうか・・・

活動を休止させられた女子生徒が、救護者の隣にいます。

「体調悪いの?ハイキングに参加できない理由でもあるの?」

口籠るその子の表情を見て胸が痛くなりました。

宗教上の理由から、参加できない活動もあります。

義務教育の中で行われる行事に移動教室があります。

校舎内だけではなく、仲間と共に学校の外へ出て活動する遠足・社会科見学・修学旅行・サマースクール・臨海学校・ウインタースクールなどがあります。

これらの行事を体験することにより、通常の学校生活とは違った仲間との価値観に気付いたり、見聞を培う事が出来たりするのだと思います。

子供の頃に経験する環境教育が、人格を左右するのだとも考えています。

大切な子供達のイベントを指導・救護する大人達が、虚弱児を作っている場面に遭遇します。

先生・コーチ・キャンプリーダーは、炎天下の活動後、子供たちが大好きなスイカにアイスかき氷を与えています。

暑さや湿気で身体は疲労しています。

胃腸は夏バテをキャッチしますから、消化不良を起こしやすくなります。

夏の活動のキャンプなどで、参加した子供たちを喜ばせようと暴飲暴食をさせる大人がいます。

ほら、嘔吐したでしょ。

ひどい下痢になったでしょ。

すると明日の活動に支障を来たします。

反省会

先生その子は虚弱児ではありませんから、明日の活動に参加出来ます。

消化にも体力が必要ですから、活動内容とその子にあった食事をファーストエイドと捉えてみて下さい。

救護の仕事は、虚弱児を探し出したりつくったりするのではなく、慣れない環境から不調をきたした子供たちを気の合う仲間の元に返すことです。

大人はわざわざ病名をつけて、子供たちの大切な思い出となる活動を休ませることがあります。

お父さんお母さん、お子さんは病気じゃないから、一緒にゆっくり遊んで来て下さい。

そして、お子さんが病気を偽らなければならない本当の気持ちを聞いて下さい。

それも、ファーストエイドの1つだとお伝えしています。

子供たちのやる気を応援したいだけなのです。

それが、故郷への恩返しでもあります。



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