介護日誌⑧

2014年1月19日日曜日 晴れ

「おはよう」

今朝もお父さん、調子良さそう。良かった。

「トキ子おばちゃんところに行っちくる。」

「私も行く。」

父の姉である叔母さんは、温厚で世話好きである。いつも優しく声を掛けてくれた。そんな叔母さんが好きだった。

ペットだが野良猫だか分からないけど、可愛い猫達にお土産。

「おばちゃん、いりこ、猫にあげて。」

「琴ちゃん、あんな…。」

今までにない弱音を吐く叔母だったが、まだまだ元気そう。来客も多く、妹弟(キョウダイナカヨク)と仲良く日常を過ごしている。歳をとって故郷に帰り、妹弟と和気あいあい過ごしている様子が羨ましかった。そんな仲間入りをしている父は楽しそうだ。

母が入院する病院まで検診で行ったが、「病室まであがりきらんかった。」と気遣ってくれた。

おばちゃんが入れてくれた煎茶を飲みながら、話しをしているその時が楽しかった。

家族と離れて、母の看病がはじまって辛いけど、少しでもそんな時間があったから救われたのかもしれない。

「姉さん、帰るで。」

父が言った。

お土産に、かながしらの煮付けと真鯛のお刺身をもらった。

「おばちゃん、ありがとう。また来るな。」

その足で、母の入院している病院へ行く。

父との面会で女子トークは成らず、伝達事項で明日は造影とMRIエコーね。今夜はお夕飯後絶飲食ね。

「お母さん、湿布貼り替えよう。靴下も履き替えて。緑茶、置いとくね。」

帰宅してから1人で買い物を済ませ、永遠の散歩へ給水タンクのお山まで行く。

大阪から移住して来たご夫妻と世間話をした。喉かな綺麗な環境が住み良いらしい。

お夕飯は、叔母ちゃんからの差し入れと父の好きなポテトサラダにした。私は、レタスとトマトのサラダがいいな。


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