自律訓練法
未就学児の養育をしながらのオペ室勤務はハードなものでした。
毎日同じオペではなく、外科・整形外科・小児外科・眼科・脳外科・婦人科等など・・・
職場に行って簡単に支障なく勤務が終える現場とは違い、新しいオペを担当するときは、娘を寝かせつけてから勉強しました。今みたいにインターネットや動画配信などなく、本屋さんや図書館によく通ったものです。全て頭の中にあるけれど、宝物になっていてその時代に購入した本は捨てられずにいます。緊張した私を外科や整形外科・小児科のドクター達はよく和ませてくれました。
目の前に与えられた業務に感謝して、勤務を終えて疲れた身体を無視する時間も多くありました。そんな時、看護師長さんが私に「心療内科の先生に話しを聞いてもらいなさい。」と背中を押してくれました。心療内科のNドクターは、勤務の合間によく話を聴いてくださいました。そして、真っ白なメモ紙に{どちらを選ぶのが自分にとってハッピーか}{先ず有縁を度す}と書き渡してくれました。Nドクターから受け取ったメモ紙は20年以上経った今でも宝物BOXにしまっていて、その時に教えて頂いた自立訓練法の教本も宝物です。
20年以上も前に学んだことが自分のメンタルを支え、患者様お客様のリラクゼーションに繋がっていることに、当時の職場の関係者の方々に深く感謝しています。
自身の経験と学びから、私が現場で行ってきたことを公開させていただきます。
※不穏やパニック症状の方の対応(過換気症候群を含む)
深呼吸をしましょう。
お鼻から大きく息を吸って、お口からゆっくり吐いてください。
肩と腕の力を抜いて楽にしてください。
ご自身の体を床(地面)に支えてもらってください。
リラックスできそうな景色や楽しかったことなどをイメージ(思い出)してください。
夢でもかまいません。ご自身が楽しく(楽に)なるように想像してくださっても結構です。
ご自身が今一番辛い所を探し、労りの声かけをしてみてください。
だんだん身体の緊張がほぐれ、心や手先足先が暖かくなるのを感じてください。
ほんの少しのお声かけで、患者様やお客様の表情が和らぎ、不穏やパニック・血圧上昇が平穏のなるのです♡
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