エ・アロール

 このタイトルの著者は渡辺淳一さんです。

2003年この本を読み高齢者施設で働きたいと思いました。

仕事や家庭など世間で活躍された高齢者達が、引退後解放された空間で楽しく気ままに暮らすというストーリーです。

舞台は老人ホームで、高齢者施設のイメージアップに繋がる物語で、自分も老後こんな施設に入りたいとも思いました。

第2子を出産した後、マッチングした就労先を探していました。渡辺淳一さんの本に出会わなければきっと今の自分はなかったと思っています。

当時業界No. 1と言われていた企業の有料老人ホームに就職しました。1歳の娘を保育園に送り、職場へ行き新しい仕事を覚え、オンコールを受けることはかなりハードな毎日でした。しかし、そこには数え切れない程の大きな学びと財産がありました。私が高齢者の方々と過ごした時間を語れば、とても長い時間がかかりますので、追々記録して行きたいと思います。

最初にお伝えしておきたいことは、携わった年長者の方々皆さん、スタッフに多く感謝されていたことです。

100歳になるご婦人はベット上で過ごす時間が大半でしたが、不満など漏らすことはなく常々手を合わせありがとうと言ってくださるのです。毎日日記を書いておられ、ご自身が元気で今日を迎えることができたこと、家族と過ごせたこと、スタッフにしてもらったことなど記録されていました。調子の良い日には童謡を歌ってくださいました。今でも忘れません。あの唄を‥

🎶 りんごのひとりごと 🎶

https://www.youtube.com/watch?v=pWCAnLGiM2s



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